2008-01-01から1年間の記事一覧

JavaFestaでScalaのプレゼンを行う

8月の札幌でのScalaの勉強会をきっかけにJavaFestaでScalaの話をすることになり、昨日そのJava FestaでScalaの話をしてきた。同時に行われたセッションがGoogleさんのApp Engineなので人が集まるかが心配だったが、会場の7割程度は埋まったのでホットした…

プロジェクトは遅れるのが当たり前

新米のプロジェクトリーダーの中には「計画通りにプロジェクトが進むのが当たり前」と考えている人がいる。しかし、それは大きな間違いで「遅れるのが当たり前」と考えるべきである。 これは遅れても良いと言っているわけではなく「プロジェクトは漫然と進め…

■モデルの整理

モデルを書く時には視点が必要である。どのような視点からそのモデルを書くのかが明確になっている必要がある。視点が明確であればあるほどモデルは安定する。ときにいはモデルを書いている間に視点が明確になることもある。そしてドキュメントにはスタンス…

RDRAプロファイルを公開

リレーションシップ駆動要件分析(RDRA)をEnterpriseArchtectを使って行いためのプロファイルを公開した。http://k-method.jp/temp/tool.htmlこのプロファイルを使うことでRDRA専用のダイアグラムが使用できるようになり、そのダイアグラムに対応したツール…

RDRA用テンプレートを更新

モデルを使って要件の分析を行っていると、モデルが沢山出来て整理がつかなくなる。そこで予め必要なパッケージ構成を準備し、最初から適切な場所にモデルをおけるようにした。また、メニューを用意し直ぐに目的のダイアグラムに飛べるようにした。同時にダ…

本が書店に並んだ

今日三ノ宮のジュンク堂にいったら執筆した本が並んでいた。今年1月から手がけたものが実際に書店に並ぶのは嬉しいことだ。本を作ることでノウハウを形にすることができる。本の中で示したノウハウは過去にコンサルの場で示したものや、経験として身につけ…

大和ミュージアムの帰りに考えた

数日前に大和ミュージアムに行ってきた。その中でヤマトの設計が秘密保持のためにパート、パートに分かれて全体像が分からない中で進められたというのを改めて聞いて考えさせられた。全体を知っている私は仕事柄要件をどのように仕様化するかに興味がある。…

校正終了

やっとリレーションシップ駆動要件分析(http://k-method.jp)の本の校正が終わった。後は本屋に並ぶのを待つばかりになった。10月の25日には書店に並ぶということで楽しみである。今年3月から原稿書きが本格化し、週末はほぼ原稿書きに費やした。今ま…

リレーションシップ駆動要件分析用のテンプレートファイルを新しくした。

テンプレートは以下からダウンロード可能http://k-method.jp/temp/temp.htmlこのテンプレートはこの手法にそって予めパッケージが用意されており、そのパッケージに従ってモデルを作成していくことで要件定義用のモデルを整理出来るようにしたものである。特…

脳力開発

たまにBookoffに行って掘り出し物の本を探すのが好きだが、数日前久しぶりに掘り出し物を見つけた。城野宏氏の「三国志の人間学」城野氏は15年以上前に一度はまったことがあり、久しぶりに読んだが、今読んでも新鮮である。私もいろいろな事項啓発本を読ん…

ScalaでコンパイルしたクラスをJavaVMから直接実行

Scalaを実行するときは「scala 〜〜」として実行するものと思いこんでいました。しかし、これだとScalaをインストールしないと実行できないことになるので、なんとかJavaの環境だけでScalaを実行できなのかと調べてみました。そしたら何のことはことはないSc…

要件定義ツールがなんとかまとまった

この夏休みを利用して要件定義検証ツールを何とかまとめ上げた。まだバグも残っていると思うが一応の機能は実装した。このツールは「かんざきメソッド」【RDRA】リレーションシップ駆動要件分析で作成したモデルの検証用ツールである。 「かんざきメソッド」…

Scala勉強会

昨日札幌でScala勉強会を開催しました。羽生田さんも牛尾さんも話がうまいので好評でした。参加されている方の反応もよく質問も沢山でていました。これで札幌のScala人口が増えればもっとうれしいのですが。資料を以下に置いています。http://www.vsa.co.jp/…

前から気になっていたGoogleAppEngineを調べてみた といってもビデオを見ただけだがCampfire One: Introducing Google App Engine (pt. 1) http://jp.youtube.com/watch?v=3Ztr-HhWX1cCampfire One: Introducing Google App Engine (pt. 2) http://jp.youtub…

Scala勉強会

以下の日程で札幌でScalaの勉強会を行います。 札幌でScalaネタでどれだけ集まるのか少し不安! もしこのブログ見て札幌に住んでいるScalaに興味のある方をご存じの方は教えてあげてください。 - ■Scala勉強会 in 札幌今年のJCCCでScalaのBOFを担当された?豆…

続リスケは悪か

前回の記事から1ヶ月も経ってしまった...さて 前回はリスケで成果物の内容を見直す もしくは成果物のレベルを下げることを提案した。成果物のレベルを下げるなどは論外と思われるかもしれないが、案外そうでもない。以下のような経験は無いだろうか? - 計…

RDRA原稿提出

今日やっと原稿があがった これから校正が入るが やっと一息付けるここ3ヶ月、ほとんど土日なしで原稿書きをしていたので このブログも滞ってしまった。内容は「リレーションシップ駆動要件分析(http://k-method.jp/)」を扱ったものである。私の27年の…

OLPCの話

一昨日Smalltalkerで有名な阿部 和広さんがOLPCの話をするというので聞きに行った5年ぶりくらいでお会いした。http://www.nabble.com/-Squeak-ja%3A-3929---%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93-%E3%80%8COLPC-Night-%E3%80%9C-OLPC%E3%81%8C%E9%96%8B%E3%81%8F%E6…

SCALAのプレゼン

昨日豆蔵でSCALAのオフ会があってプレゼンをしてきました。話した内容よりも得るものが多く なるほど〜〜 が多かった。この歳になって言語系のプレゼンはちょっときつかったが楽しかった。資料を下記におおきます。 http://www.vsa.co.jp/outside_files/SCAL…

リスケは悪か?

リスケには計画的なリスケジュールと計画外リスケジュールがある。ガントチャートで作成したスケジュールは基本的にリスケジュールを好まない。なぜならば、「一旦納期に間に合うスケジュールを作ったのに、それを変えると納期に間に合わなくなる」「それに…

計画が問題  実施方法が問題

計画を立てそれに基づき実施して差違が出た場合は必ず「何で遅れた」となる。つまり、実施が問題視される。しかし、これは絶えず計画が悪いのか実施方法が悪いのかの両方から考える必要がある。スケジュール管理の場合は遅れを管理しようとするあまり、実施…

タイムボックスの積み残しをどうする?

今日タイムボックス管理している(TRICHORDを使っている)プロジェクトでスケジュール管理について質問を受けた。「終了したイテレーションで消化出来なかったタスクをどのように扱えばいいのか」というものだった。方法としては2案考えられる。 A案.一つの…

設計書は必要か2

2回に渡って設計書はいるのかという視点で書いてきたが 私は設計書はいらないと考えている。その代わりアーキテクチャ設計書やキーメカニズムの説明書は必須だと考えている。それと機能仕様(これも議論の余地が沢山あるが...)があれば充分であると考えて…

やはり軽いライブラリがいいな

原稿を書く中でドメインモデルについてネットで調べていたら、佐藤氏のブログに目が留まった。http://trb.ameba.jp/servlet/TBInterface/10084043544/3a70200fDDDの翻訳本も出て久しぶりにドメインモデルが話題になっている状況に頼もしさを感じた。と同時に…

WhatとHowでのテストの違い

前回(http://d.hatena.ne.jp/good_way/20080416/1208357141)のWhatとHowでは実装者に伝えている情報がまったく違います。Whatではやりたいことが伝わっていますので、テストは条件として示されていることが実現されているかをテストすればいいことになりま…

Whatを書くこととHowを書くことの違い

WhatとHowの違いを人に依頼する時のことを例に考えてみる知り合いを警察まで連れて行って欲しいとお願いするとする。 そして、今後もお願いすることがあるので一番効率のいい方法で連れて行って欲しいと依頼するこの時のWhatとHowの違いを見る■Whatを伝…

設計書とは何か

古くからプログラム仕様書、機能仕様書と呼ばれるものが、この設計書にあたる。プログラムのロジックに焦点をあて、プログラムの流れを模倣して書かれたものである。フローチャートなどはその代表例である。HIPO、PADなど現在はあまり使われなくなった書法も…

Scalaなんでかな case class

case classとclassの使い分けがいまいち分かりにくかったので、classとobjectキーワードを使ってcase classと同じようなものを作ってみた。これで全て再現しているかは分からないが、case claseを使うと以下のものが自動的に実現されるので、それを再現した…

いい設計書はいいソフトウェアにつながるか

先日お客さんと話しをしていた時にプログラムの品質が悪くてどうにもならないということで、ある会社ではドキュメントをしっかり書くことが大切と言うことになったらしい。そしてプログラムが書ける優秀な技術者を何とか集めて精度の高い設計書を作成するよ…

Scala関連のビデオ

InfoQでScalaの主要開発者であるLex Spoonさんのビデオが掲載されました。http://www.infoq.com/presentations/jaoo-spoon-scalaプレゼントとビデオが連動しているのでわかりやすいです。ついでにMartin OderskyさんのインタビューとGoogle Tech Talksでのプ…