設計書は必要か2

2回に渡って設計書はいるのかという視点で書いてきたが 私は設計書はいらないと考えている。

その代わりアーキテクチャ設計書やキーメカニズムの説明書は必須だと考えている。

それと機能仕様(これも議論の余地が沢山あるが...)があれば充分であると考えている。

プログラムコードを書くというのはほとんど設計だと私は考えている。

当然コードを書く前にモデリングを行うこともある。この場合においてもモデルをコードに落とした後はコード上で設計を行っている。

設計ということについて補足しないと誤解を呼びそうだが、Howを考えることが設計だと考えている。

何をするか(What)は機能仕様で示され、どう実現するかはモデルか コードで示されるべきだと考える。

またアーキテクチャについても補足が必要だろう。

ビジネスアプリケーションにおけるアーキテクチャの役割は開発を横展開するための典型的なプログラム構造を示すことだと考えている。

したがってアーキテクチャが定まれば個々のアプリケーションの横展開の方式が定まるため、個々のアプリケーションの設計書は不要であると考えている。