「要件のツボV1.7」公開
「要件のツボ」のリリースネタで続きますが、今回は最近公開したV1.7について書きます。
V1.7のテーマはExcelへのデータ出力です。
用途として分析用と定義用の出力を用意しました。
Excel出力http://www.vsa.co.jp/kaname/#topic1
分析用として全データを出力した「分析表」とCRUD分析用の「CRUD表」ファイルを用意しています。
分析表http://www.vsa.co.jp/kaname/2_kinou/sample/allmodel.xlsx
「分析表」はExcel上で再加工できるようにデータを正規化しシートに分けて出力しています。例えば、カテゴリやパッケージは各々のシートに別別に出力し、それらを含むモデルデータはLookupでカテゴリ名、パッケージ名を取得しています。同じくリンク情報もモデル名、カテゴリ名、パッケージ名をそれぞれLookupで参照しているので、パッケージ名を変更すると参照しているシート上も即座に反映されます。これによりExcel上でも整合性を保ちながらデータの修正を行うことができます。
このファイルにはその他にモデル同士の関連、カテゴリ同士の関連、パッケージ同士の関連をピボットテーブルを使ってマトリックス化したシートが含まれます。パッケージの関連を調べることでパッケージ間が疎に保たれているか否かが分かります。
「CRUD表」は機能とデータの関係をマトリックスで表現しています。
CRUD表http://www.vsa.co.jp/kaname/2_kinou/sample/crud.xlsx
機能とデータの関係を調べることで機能の抜けを発見するのに役立ちます。
その他は定義表となり、以下の定義表が用意されています。
- ユースケース
- 画面・帳票
- イベント
- イベントデータ
- 機能
- データ
上記ファイルはテンプレートを元に作成されているのでヘッダーなどはテンプレートを修正することで自分の会社にあった形式で作成することができます。
もう一つこのバージョンの売りはリンク分析です。
リンク分析http://www.vsa.co.jp/kaname/#topic2
ある情報から放射上に関わりのある情報を表示する機能をつけました。
あるユースケースにつながる利用シーンやアクター、機能、データを一度に表示できます。これで任意のデータとつながりのあるものを簡単に把握することができるようになりました。
例えばあるアクターにつながるデータは何かが一発で分かるようになり、機能へのアクセス制御の検討に役立ちます。
興味のある方は是非無料のコミュニティバージョンで確かめて見てください。