タイムボックスの積み残しをどうする?
今日タイムボックス管理している(TRICHORDを使っている)プロジェクトでスケジュール管理について質問を受けた。
「終了したイテレーションで消化出来なかったタスクをどのように扱えばいいのか」というものだった。
方法としては2案考えられる。
A案.一つの方法は積み残したタスクを終了したことにして次のイテレーションで再度同じタスクを洗い出す。
積み残したタスクのポイント数を減らして(実績に合わせて)終了したことにする
B案.もう一つは次のイテレーションでそのタスクを実行し、終わった時にそのタスクを終了にする
A案
メリット
今のイテレーションの作業が明確になる(積み残しのタスクも再度スケジュールに載るから)
デメリット
積み残しがあったことが分からなくなる
B案
メリット
積み残したことが明確になる(前のイテレーションの成果物が終わったことになっていないから)
デメリット
今のイテレーションの作業が不明確になる(積み残しのタスクをスケジュールに載せずに行うから)
A案B案どちらでもあまり変わらない運用の話であるが、どちらを好むかはマインドセットの違いのように思う。
A案はリスケジュールを行うやり方である。B案は最初に立てたスケジュールを尊重する方式である。
私はイテレーションの終わりに振り返りを行い対策をが考えられるならA案がいいと思う。対策が立てられない時はB案がいいように思う。
そのポイントは予定の立て方が問題だったのか、実施の方法が問題だったのかによる。
これについては次回考えたい....