コンサル

要求開発アライアンスの月次勉強会で現状分析の話をします

2月22日シナジー研究所の依田さんとAs-Is分析のための既存システムの分析について話をします。 既存システムの再構築プロジェクトでは既存のプログラムドキュメント化がよく行われます。私も過去2度ほどそのようなプロジェクトに関わったことがあります…

意志決定

このブログ面白い意志決定の核心をついている。http://d.hatena.ne.jp/shunsuk/20100928/1285677528どうしてこんな決定が下されるの?と疑問に思うときは大抵現場レベルの関心と管理レベルの関心にギャップがあるときである。それが端的に表れていて面白い。

受託開発は本質的に効率が悪いのか

以下のブログが大変面白かった。受託開発が抱える本質的な非効率性に関する考察 - GeekFactoryこの主張にはまったく賛成でその通りだと思う。 また膨大な時間をコミュニケーションロスで費やしている大規模プロジェクトをいくつも見てきた。しかし、しかしで…

産総研 包括フレームワーク(FW)のアーキテクチャ

先月行われたセミナーの中の説明ではアーキテクチャの位置づけがわかり難かったが、最後に質問して確認したことでしっくりきた。結論からいうと包括FWをベースにプロジェクトを進める場合はアーキテクチャはほぼ決まっており、決められたアーキテクチャに沿…

包括フレームワークの開発プロセス

産総研の包括フレームワーク(FW)は開発プロセスに特徴がある。ソフトウェアとしてのフレームワークはいたって無難な構成になっているのでそんなに違和感がない。「今ならこういう選択肢もあるのではないか?」と疑問にもつ人もいるとは思うが、業務系のフレ…

発注側の責任

前回(8月7日)は包括フレームワークの狙いを私が理解した範囲で示した。このフレームワークの重要な考え方として、発注側もシステム開発、特に仕様に責任をもつというところにある。これは当たり前と言えば当たり前のように聞こえるが実際には発注側の責…

8月7日 産総研の包括フレームワーク

先日産総研の包括フレームワークの話を聞いてきた。大規模システムへの適用とプロセスの話もあるということで興味をもった。ここ数年大手のユーザ企業さんでコンサルする機会を得ていたので、大規模システムのそれも再構築案件にはとても興味がある。市の基…

プロジェクト管理で思うこと

昔からシステム開発の現場では長時間労働が多い。長時間労働の職場は総じて3K職場のイメージがある。システム開発での3Kの職場というと長時間労働で、メンバー間のコミュニケーションが少なく、低生産性の職場が想像できる。しかし、中には長時間労働でも…

マンガ学

私はPowerPointを使って図を書きながらものを考えるのを好む。 お客さんのところに持って行く資料もほとんどはPowerPointである。従って問題をどのように表現するかにとても興味がある。というわけでマンガの技法を学びたいとかねがね思っていた。 そしてや…

Excelで作られたドキュメントを見ると思うこと

システム開発の現場ではExcelが多くの場面で使われているワープロの替わりとして五番の目のようなレイアウトにして使用する現場をよく見る。 あまり書籍やネットでその使い方を説明したものを見たことがないが、多くの会社で碁盤の目でワープロ代わりにExcel…

相手を読む

ビジネスの現場で話をするときにはどうしても自分の利益(関心)を含めて計画や提案を立ててしまう。しかし、お金が出てくるのはお金を払う人の問題を解決してはじめてお金を支払っていただける。お金を払う人の問題をジャストインタイムで対応出来る適応力…

ものこと分析

KANAMEをGoogleで検索してたら「ものこと分析」にぶつかった。 以前から言葉としては知っていたが、その中身は知らなかった。 いい機会なので本をよんでみることにした。なかなか示唆に富んだいい本である。仕事とは「行わねばならないこと」を「体や頭を使…

どうやって糸口を見つけるか?

たまにコンサル案件の中に「どうしよう」と頭を抱えるケースがある。例えば以下のような状況の時 ドキュメントは揃ってません ソースと対応していない(メンテナンスされていない) 文書ファイルが古いフォーマットで読めない ソースコードは当てになりませ…

プロジェクトは遅れるのが当たり前

新米のプロジェクトリーダーの中には「計画通りにプロジェクトが進むのが当たり前」と考えている人がいる。しかし、それは大きな間違いで「遅れるのが当たり前」と考えるべきである。 これは遅れても良いと言っているわけではなく「プロジェクトは漫然と進め…

脳力開発

たまにBookoffに行って掘り出し物の本を探すのが好きだが、数日前久しぶりに掘り出し物を見つけた。城野宏氏の「三国志の人間学」城野氏は15年以上前に一度はまったことがあり、久しぶりに読んだが、今読んでも新鮮である。私もいろいろな事項啓発本を読ん…

Whatを書くこととHowを書くことの違い

WhatとHowの違いを人に依頼する時のことを例に考えてみる知り合いを警察まで連れて行って欲しいとお願いするとする。 そして、今後もお願いすることがあるので一番効率のいい方法で連れて行って欲しいと依頼するこの時のWhatとHowの違いを見る■Whatを伝…

設計書とは何か

古くからプログラム仕様書、機能仕様書と呼ばれるものが、この設計書にあたる。プログラムのロジックに焦点をあて、プログラムの流れを模倣して書かれたものである。フローチャートなどはその代表例である。HIPO、PADなど現在はあまり使われなくなった書法も…

いい設計書はいいソフトウェアにつながるか

先日お客さんと話しをしていた時にプログラムの品質が悪くてどうにもならないということで、ある会社ではドキュメントをしっかり書くことが大切と言うことになったらしい。そしてプログラムが書ける優秀な技術者を何とか集めて精度の高い設計書を作成するよ…