スケジュールは毎週変えることで役に立つようになる

前回の投稿の以下の部分
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私の関心
 細かな作業内容は状況に応じて変えていく、そのために週単位の目標を明らかにしよう
A君の関心
 確実に実現するためにやることを明らかにし、それを期限内に収まるように調整しよう
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この部分の状況をもう少し説明すると、開発チームを作り上げる段階での出来事です。従ってどのように開発するか? 教育はどうするか? 人はいつ何人入ってくるかが明確になっていない混沌とした状態での計画作成です。

私の役回りは、混沌としている状況を整理し何をどのように進めていくかの筋道を示すことです。
そしてA君は具体的な作業に落とし込み実現可能な計画を組み立てることです。

この立場の違いがアプローチの違いとなっています。
私の立場からすると最終的なゴールに到達するために必要なマイルストーンを示し、マイルストーン毎の状態を表し、そこまでに行うことを調整しながら結果的にゴールを達成できればいいと考えます。
ところがA君はゴールを確実に実現するために必要なタスクを洗い出し、それをゴールまでに入れることに集中します。

このスタンスの違いは2点です。
 A.タスクは状況に応じてより適切なものを出していく
 B.ゴールを実現するためのタスクは洗い出せる

Aは状況に応じてゴール実現のためのタスクをその都度直していくものです。
Bはタスクの内容がイメージとしてあり大体このくらいでできると考えるもの。

上記のスタンスはどちらも重要です。
Bの視点がなければ今のんびりしていていいのか 急がないといけないか分かりません。一方状況は絶えず変化するので、状況の変化に応じて臨機応変に対応していくことも重要です。

そこで今日の結論です。

やはりスケジュールはある程度の粒度でタスクのつながりを利用して中期のスケジュールを立てて、全体のスケジュールを掴みます。そして、具体的な作業のためには直近のスケジュールを見直しより適切なタスクを洗い出します。
そのスケジュールの変更は頻繁(1週間おき位)に行います。

このように中期のスケジュールをざっくりと計画し、直近のスケジュールを毎週見直しながら進めていく方法は、タスクが安定しない状態での計画策定では有効です。