相手を読む
ビジネスの現場で話をするときにはどうしても自分の利益(関心)を含めて計画や提案を立ててしまう。
しかし、お金が出てくるのはお金を払う人の問題を解決してはじめてお金を支払っていただける。
お金を払う人の問題をジャストインタイムで対応出来る適応力こそ重要である。
だからいつでも対応できる用にポケットを増やそう。
しかし、ポケットに他人の知識ばかり入れてもダメである。
人から聞いたこと、本やインターネットで読んだことと自分の経験を照らして新しい価値をポケットに入れないといけない。
そのためには知識と経験のネットワークとして新たな価値を作ることである。
独自のつながりで価値を体系化(整理)することが重要である。
新しい知識も自分で一旦かむ砕いてポケットに入れないと、瞬発的に出てこない。
あるキーワードに引っかけてポケットから「ずるずる」と体系化した情報を取り出し価値にする。
価値として組みたてるのがまた難しい 相手に合わせて形を変えないと相手にとっての価値にならない。
東京ディズニーランドをプロデュースした堀貞一郎さんが言っていた。
「プレゼンはそのプレゼンを見た人が他の人に話したくなるようなプレゼンをしないさい」と...
堀さんのプレゼンは相手を徹底的に調べてからプレゼンの内容を考えていたようである。
コンサルの仕事を終える毎にいつも思うことがある。
「あのタイミングで別のアプローチもあったはずだ。。。」
振り返るとこう思うタイミングが必ずある。
そのタイミングで状況把握がもう少しうまくできれば違った提案があったどろうな〜 と
振り返るとその時の状況がよく見える。
相手を読むこと 状況を把握することはほとほと難しい それ以上に自分の関心を一旦脇に置いておくのはもっと難しい。
松下幸之助さんが「素直になりなはれ」とよく言っていたようである。
50を目前に素直の意味が大分分かってきた....