要求マッチ

RDRAでは要求をシステム化の方向性を決めるもの と位置づけています。

KANAMEでは以下のモデルで要件を定義します。

  • アクター
  • 外部システム
  • 利用シーン
  • ユースケース
  • 画面・帳票
  • イベント
  • イベントデータ
  • 機能
  • データ 

これらの情報を組みたてていくときの指針として要求を使用します。

要求を整理し、方向性を見いだせるように組立てます。同じく上記モデルを作成する中でも要求を新たに洗い出します。

RDRAでは要求を要望、要求、要件の3つに分けて管理することを推奨しています。

  • 要望:ユーザからヒアリングした生の意見
  • 要求:要望を整理しシステムに方向性を持たせるために組みたてたもの
  • 要件:要求の中からステークホルダーが認識しておくべきもの

3つ目の要件をレビューで活用します。

ステークホルダーが参加するレビューの場において、要件がどのように考慮されたかを示すことが重要です。
それによって要件漏れを防ぎます。

そのためにKANAMEでは要求と他の情報を結びつけるツールを用意しています。
それが要求マッチです。

要求を考慮した情報をDrag&Dropで対応づけながら、どのように考慮したかを説明します。
これによってレビューの目的を明確にし議論のきっかけを作ります。

最終的に考慮されていない要求を見つけその対処を検討します。

このようにツールをきっかけにレビューの場を有効に機能させる支援を行います。