要件定義には何を定義すればいいのか
先(http://d.hatena.ne.jp/good_way/20080221/1203601549)に見てきたように要件定義は様々な目的で使われる。その各々のプロジェクトにおいて最適な要件定義となるためには次のような考え方がある。
「要件定義書をもとに要件を説明でき、聞き手がそれを理解することができれば、その要件定義書は要件を定義したドキュメントとして満足する」
この考え方に基づいて各プロジェクトにおいて必要な要件定義を考えてみよう。
そのために以下の3つの立場からそれぞれの特徴に照らして何を理解してもらえばいいかを考える。
A.システム開発を発注する立場 大手ユーザ企業など
B.システム開発を受注する立場 SIerなど
C.上記両方の立場 パッケージベンダーなど
それでは次回以降に順次3つの立場の要件定義を見ていこう。