要件定義書を使用する3つの立場

要件定義は大きく分けて3つの立場から使われる。
 A.システム開発を発注する立場  大手ユーザ企業など
 B.システム開発を受注する立場  SIerなど
 C.上記両方の立場を併せ持つ   パッケージベンダーなど

この3社の各々の立場で要件定義の内容は微妙に変わる。

(A)のユーザ企業の立場から見た要件定義は、システムを発注する立場から、見積もり可能な内容が記述されたものが代表的である。
(B)のSIerの場合は最終的な仕様のFixとして顧客と合意できるレベルのものとなる。
(C)の場合は自社内に要件策定者とそれに基づいた開発を行う開発部隊の二つが共存しているものである。

上記3つのどの立場にあっても、そのレベルは顧客とSIerとの仕事の進め方によって変わる。